米田 豊水さんTOYOMI KOMEDA

西原村age.44

自然も好き!機械も好き!とにかく楽しいです。

2009年に弟さんと2人で就農された米農家でもある米田さん。かねてから「農林業で行く!」と決めており、5年前に阿蘇森林組合に入りました。

木の実を拾って食べたり、ボーイスカウトに入団するなど、自然大好き少年だった米田さんですが、小学校3年生の時に受けた「米作り」の授業での喜びが忘れられず、今に至ります。

山との馴れ初めは、子どもの頃、祖父と歩いた西原の山。「境界の見回り、下草刈りの手伝い、とにかく連れまわされましたね。豊水という名前も、じいちゃんが付けたんです。」

「米は田植えと収穫時期が忙しいけれど、それ以外は林業の仕事帰りに車でそのまま田んぼに行って草刈りすればいいだけなんで。」でも普通の人は疲れて帰りたいのでは?との問いには、「好きだからできちゃうんです。」と笑う米田さん。

機械も、チェーンソーも、エンジンも、伐倒も、造材も、山を歩いているだけでも好き。「だから、とにかく楽しいです。伐倒方向を考えるのも楽しい。自分にとっては好きなことしか無いです、ここには。だから、好きなことをやってお金までもらえて、幸せ者です。感謝しています。」

「自分は完璧主義。やりすぎないように気をつけているくらい。」という丁寧な仕事に、山主さんが「とてもいい仕事をしてくれてありがとう。想像以上だった」とわざわざから事務所に伝えに来てくれたこともあるそうです。

これからの夢は、若い人を育成して、若い班をどんどん作ること。「おもしろいし、ものすごくいい仕事だと思うんだけどなぁ、林業って。」それをどのように伝えたらよいか、現在模索中とのこと。

班長として、生産性も大事にしつつも、とにかく「仲間を1日1日無事に帰す」ということに徹しています。
家族や仲間をしっかり支える米田さん、きっと職場での信頼も厚いことですね

あその山モンの1日

5:30 起床(朝食は食べず、自分でお弁当を作る)‬
6:30 家を出発。
7:30過ぎ 現場入り(ミーティング)
8:00 作業開始
12:00 昼食
13:00 仕事再開
17:00 仕事終了
帰宅後農作業
19:30 お風呂
20:00 夕食
家族との時間
22:30 就寝

山モンを目指している人へのメッセージ

「かっこいい・面白い・楽しい」、木を伐ることには、このすべてが入っています。自然の中で身体を動かしてお給料がもらえるし、集中力も、チームワークも、忍耐力も要るので、人間的にも成長できる仕事です。

  • このコンテンツは、パンフレット「ASO NO YAMAMON WORLD」に掲載した「カメラマンが見た山モンの姿」を転載したものです。
  • 内容はパンフレット掲載時点のものになります。