富田 有花さんYUKA TOMITA

南阿蘇村age.51

これからも、森につながる仕事をしていきたいです。

かねてから、森を育てる仕事に憧れていた富田さん。自分でも苗を育ててみよう!と思い始めた矢先に、知人の紹介で植林のアルバイトをする機会が訪れました。それまでは、自分ひとりで苗を育てて森づくりをしようと考えていましたが、せっかくのご縁と機会と思い、2018年6月から緑の雇用で梅本林業で働き始めました。

「特に植林や下草刈りの時など、自然の中、山で仕事ができる喜びを感じます。とても気持ちが良いです。すがすがしい。木を伐って搬出すること以外にも、林業にはたくさんの作業があり、年齢や性別、体格等にとらわれず関わることのできる、広がりのある仕事だと思います。」

下草刈りの作業中、あまりの夏の暑さに熱中症となり途方にくれた時に、杉の中を渡るとても涼しい風に救われたことがありました。「杉も温暖化を防ぐ役割をしてくれているんだなぁ、ちゃんと山を整えていったらよいのだな。」と実感しました。

「今日の現場もとても見晴らしがよいですが、こんな素晴らしい景色の中で、植林できるなんて最高です。冬の冷たい空気の中で黙々とする作業がまた心地よくて。まさか自分が林業の会社で働くことになるとは思っていませんでしたが、大好きな森を育てることにも繋がる今の仕事をさせていただき、とてもありがたく思っています。自分ひとりでは経験できなかったことをたくさん経験させていただいています。」

毎朝、山や仲間への感謝、そして山で働ける喜びを心の中で思いながら、「(今日も作業させていただきます)よろしくお願いします!」と、現場に入る富田さんです。

あその山モン伐木チャンピオンシップに出場
自然の中で仕事をすることによって得られる感覚、風や光がとても心地よい
梅本林業の仲間と

あその山モンの1日

5:00 起床‬
6:00~6:30 家を出発。
7:30 現場着(休憩は自分のペースで‬)
11:30 昼食
12:30 仕事再開
15:30 仕事終了
17:00 帰宅
家事や翌日の準備(チェーンソーの目立てなど)
23:00 就寝

山モンを目指している人へのメッセージ

林業には、木を伐るだけでなく、植林や下草刈りなどたくさんの作業があり、人手も足りていない状況です。興味がある方は、まずは体験されてみませんか?

  • このコンテンツは、パンフレット「ASO NO YAMAMON WORLD」に掲載した「カメラマンが見た山モンの姿」を転載したものです。
  • 内容はパンフレット掲載時点のものになります。