下田 佑一さんYUICHI SHIMODA

高森町age.21

倒した時の、「どーん」という地響きが、なんとも言えないです。達成感というか。

子どもの頃から、お父さんの山仕事について、山に通っていた下田さん。高校卒業の際に「父と共に林業をやって行こう。」と決めました。当時はまだ、ひとり親方だったお父さんは、そのタイミングで会社を起こすことに決め、下田さんは株式会社下田木材に入社となりました。

当初は2人で始まった下田木材も、今では5人となりました。林業機械も導入し、基本はユンボなどの機械作業がメインで、手仕事はほとんどなく、伐倒のみ。地元以外の現場で作業をすることも少なくなく、別の地域で仕事をしている時に、通りがかりの人に「上手!」と褒められたりしたこともあったそうです。「いつも通り普通に仕事をしていただけなので、かえって嬉しかったです。」

大木を大きいチェーンソーで倒した時の、どーん、という地響きが、なんとも言えないです。達成感というか。」ある現場では、170年生の木を50本近く、親子ふたりで1ヶ月間伐り続けました。木が大きいのでプロセッサーも通らず、全部手伐りです。しかも、70センチメートルのバーを回さないと届かないような大木です。「終わった時には、あ〜〜〜〜!!やりきった!!と、ものすごい達成感でした。」

林業を始めて3年経つ今、「慣れた頃がいちばん危ないとも言われているので、常に初心を忘れずに、気をつけようと思っています。」30年近くやっている大先輩の父を見習いながら、安全第一で。

「あその山モン伐木チャンピオンシップ2019」に出場し、第2位の成績を収めた下田さん。「来年は1位を目指します!」

あその山モン伐木チャンピオンシップ2019で準優勝に!
妹さんの話になると、優しいお兄ちゃんの笑顔になります。

あその山モンの1日

6:30 起床(朝は食べません)‬‬
7:00 家を出発。
7:20 現場着
8:00 仕事スタート
10:00 休憩
11:30 昼食
13:00 仕事再開
16:30 仕事終了
17:00 帰宅
子どもをお風呂に入れたり、晩酌して、夕食
21:30 就寝(子どもより早く寝ます)

山モンを目指している人へのメッセージ

今は機械も発達してきて、昔とは状況もかなり変わってきています。機械の種類もたくさんあるので、機械好きな人にはよいかもしれません。

  • このコンテンツは、パンフレット「ASO NO YAMAMON WORLD」に掲載した「カメラマンが見た山モンの姿」を転載したものです。
  • 内容はパンフレット掲載時点のものになります。